2013年10月13日日曜日

天秤座新月の過ごし方とフラワーエッセンス(インパチェンス)その2


真ん中のボトルがインパチェンス。


今回の瞑想会では3本のフラワーエッセンスがでて、3本目は「インパチェンス」でした。まさに天秤座のエネルギーと、恋活・婚活にも大事な1本です。

キーワードは「待つことの学び」。
インパチェンスは発芽してからの成長が早く、さやが熟すとパンッとはじけて種をとばします。このジェスチャーを人間に置き換えると、判断力や行動力があり、誰にも干渉されずにさっさと仕事を達成したいタイプです。そのためのんびり仕事をする人を急かしたりイライラしたり、ちょっとでも余計なことを言おうものなら「カーッ」と怒られそうな、一発触発の緊張感を漂わせています。病気のときですら、一日も早く治そうとせっかちな気持ちになり、精神的な休息を取ることができません。

日頃は穏やかな人でも、一時的に車の渋滞が耐えられなかったり、エスカレーターを歩いて上ったり降りたり、また自分の人生が何も進んでいないような焦燥感にかられたりするときに出るエッセンスです。

随分前ですが、パラグライダーの体験教室に参加したことがあります。一通り準備を整え、体験する場所までたどり着いたところで、インストラクターの方が、「風が強いので少し待ちましょう」と言ったのです。やる気満々で体験教室にやってきて、待つことになるという発想をしていなかった私は、内心とてもびっくりしました。「待つ!?」。当時は常に〆切りやタイトなタイムスケジュールを要求される広告の仕事で、「無理を通せば道理がひっこむ的」な状況も多く、「待つことで得られるものがある」という視点がとても新鮮でした。

30分〜40分ほど、みんなで土手に座り、夏山に吹く風を感じながら、飛べるタイミングが来るまで過ごしました。たわいないおしゃべりをしている間に気持ちも穏やかになり、不要な緊張感も解けたのでしょう。初体験にしては、なかなかの距離を飛ぶことができたのでした。

インパチェンスは絶えず活発に成長する植物ですが、開花させる花は実にエレガントな色と形をしています。

七歩子さん著書『フラワーエッセンスヒーリング』から抜粋すると、
—男性的にまっすぐに上へ上へと前進してきた植物が、花になる瞬間、成長のパターンを逆転させます。(中略)重力に身を委ねてぶら下がる花の姿に、緊張はありません。飛んできたハチが花びらの繊細なヒダを押し開いて中に入り、甘い蜜を吸ってくれることを、つややかに待つ体勢です。
この段階までくると、自力で事を成すのではなく、自分以外に何かが成就へのカギを握っていることがうかがえます。—

インパチェンスは川べりに咲き、パンッと弾けて四方八方に種を吹き飛ばすそう。自らの子どもを自分の足元ではなく遠くへ飛ばす勇気もまた、ライオンの子離れの儀式同様に、宇宙の大いなる流れに委ねる力があるからなのだと思います。

ぐいぐいと伸びる直線的な男性性、優雅にゆだねて待つ女性性。この陰陽のバランスを教えてくれるインパチェンス。
時代が男性性から女性性へ移行している今、今回の瞑想会はいつもより男性の参加者も多く、ご自身の中にある女性性の気付きにつながる瞑想になったのかもしれません。
男性性と女性性は、一般的な男らしさ女らしさとは異なり、内的にあるエネルギーの状態です。


一つの手法として行なった「自分軸」や「自己信頼」が湧く瞑想ワークは、「自己」がテーマの牡羊座の満月にむけて、自分とは何かを見つめるためにも向いていて、パートナーと出逢うためにも有効です。

婚活をしている人の中には、精神的、経済的にサポートしてくれる相手も求める方もいますが、自分が抱えている問題をなんとかしてくれる救世主の出現を願っているだけでは、チャンスは巡ってこないのではないかと思います。
個人としてのキャラクターをお互いに認め、尊重しあう自律した心がなければ、これから先何十年もの間(ケースによっては期間限定の出会いもありますが)、お互いを支え合える関係にはなれないでしょう。そのためにも、まずは自分の自律をうながすことが大切だと思うのです。



インパチェンスの説明はこちらもご覧ください。


次回の瞑想会は10月19日(土 満月)です。

http://hccreston.jimdo.com/瞑想会/

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